プログラミング教育がこどもに必要な理由~プログラミング講師にインタビュー~

今回はプログラミング教育がこどもに必要な理由を現役プログラミング講師にインタビューしてみました。

先生!
今プログラミング教室が増えていますがどうしてプログラミング教育が必要なんですか?

それはね。これからの社会で生きていくためにはプログラミングが必須だからです。

僕はプログラマーじゃなくて野球選手になりたいんだ。
だからプログラミングの知識なんていらないと思うんだけど。

ハハハ。確かに関係ないようにみえるね。
でもね。これからの野球選手にもプログラミングの知識は必要になってくるんだよ。

ええーーー!?本当かなぁ。

ではこれから、なぜプログラミング教育が必要なのか、理由を説明していくよ。

先生。よろしくお願いします!

プログラミング教育がこどもに必要な理由


プログラミング教育が必要な理由は主に3つあります。

1.情報技術(IT)を使いこなす能力が必要だから
2.高いコミュニケーション能力が必要だから
3.創造力が必要だから

これからの社会はIT技術を使って無駄をなくし、生産性の向上と新たなものを生み出す創造力が必要とされています。
そのような社会を実現しうる人材が今後さらに求められることから、上記3つの能力を身につけることが必要とされているのです。

以下にそれぞれの能力の必要性について詳しくお伝えします。

1.情報技術(IT)を使いこなす能力の必要性

現代ではどのような仕事についても情報技術は必ず活用されています。
昔は師匠の背中を見ながら何年もかかって掴んだ感覚で成果を出していましたが、今は情報技術をもとに仕事を進めるやり方に変わってきています。

AIではじき出された結果を検証し開発を進める。
消費者の求める情報を集め、データ化し、それを基に新たなものを産み出す。

など、現在すでに世の中の仕組みの大部分を情報技術がつくっている状態にあります。
そして今後もその傾向は加速し、スポーツ業界やエンターテイメント業界にもITはより活用されるようになることでしょう。

情報技術をもとに仕事を進めるのであれば、当然、情報技術をある程度使える人間になっておく必要があります。
IT機器やソフトウェアを使いこなす能力は基本的に備わっていないと仕事を円滑に進めることが難しくなるのです。

なので社会に出たときに、プログラミングの基本的な知識を知っているのと知らないとでは大きな差がうまれます。
だからこそ、小さいころからのプログラミング学習は有効とされているのです。

2.高いコミュニケーション能力の必要性

もちろん、情報技術の知識を得、使いこなすだけでは完ぺきではありません。
自分一人が使いこなせても、コンピュータに指示を出したり、一緒に働く仲間や相手のニーズを汲み取る力がなければ意味がありません。
情報技術を活用し、データを読み解く力がついたのなら、それをコンピュータなどの相手にどううまく伝えるか、が重要になってきます。

コンピュータは基本的にだれかに命令されないと動けません。
一見複雑な動きをみせるコンピュータも、実は単純な命令がいくつもいくつも組み合わさって成り立っています。
なので、コンピュータを動かそうと思ったら順序だててシンプルに分かりやすく指示を出す能力が必要になるのです。

一緒に働く仲間とのコミュニケーションもそうですよね。
自分は理解していても、それを仲間に理解してもらうには、誰にでもわかる言葉で順番に伝える必要があります。

「相手が自分の気持ちを分かってくれない」はコンピュータには通用しません。
自分の持っている力を相手にどううまく伝えるか。
高いコミュニケーション能力がある人が今後より活躍できる人材となり得るのです。

そしてその高いコミュニケーション能力を身につけられるのがプログラミング学習です。
プログラミング学習はなにもプログラマーを目指すための学習ではありません。

プログラミングを学習することにより、物事を論理だてて考える「論理的思考力」が身に付きます。
論理的思考力に加え、相手にうまく伝えるための高いコミュニケーション能力も持つことで、成功に導くことができるようになるのです。

3.創造力の必要性

今、時代の変化はとても早くなっています。
現状に満足していてはすぐに時代に取り残され、更には消えてなくなってしまう可能性もあります。
それを阻止するためには、新たに新しいものを作り出し、自らが時代を引っ張っていくような人材にならなくてはなりません。

現状の問題は何か。
問題を解決するにはどういう方法があるか。
どのようなものを生み出せば社会に貢献できるようになるのか。

など、誰かに言われて動く人材ではなく、常に先のことを考えて動ける人材になる必要があるのです。

プログラミング学習は、自らまっさらな状態から考え、作ったものをどうすれば思い通りに実現できるのか、試行錯誤をしながら問題解決に励む練習ができます。

最終的にうまくいった時の達成感は大きな自信となります。
また、新たなものを生み出す力が備われば、どんな状況に置かれても自分の力で立ち上がることができるようになるでしょう。
何かにすがって生きるのではなく、自ら創り出し実現するまで粘り強く取り組む力をもった人材になりたいですね。

まとめ

プログラミング教育がこどもに必要な理由は理解できましたか?

はい!ピッチャーが良く投げるボールをデータ化して読み取れるようになれば、僕はヒットをたくさん打てるようになるんですね!

そうだね。それを自分のチームみんなに共有できれば、優勝も夢じゃないですね。

なるほど!戦略を立てるのがうまくなれば、僕は現役引退後も監督の仕事に就くこともできるんだね!

そうです!だから、野球選手でもプログラミング学習は必要なんですね!



今回のプログラミング教育がこどもに必要な理由の記事はいかがでしたでしょうか?
今の若者たちはITを使いこなしているように見えますが、実はそうでもありません。
プログラミングの知識を持たずとも簡単に使いこなせるようなスマートフォンは、逆に論理的思考力や創造力を奪うものとなっています。

現在のITの使い方次第で社会に出たときの情報技術格差は今後大きく広がっていくことでしょう。
こどものプログラミング教育が必要な理由を考えることは今後の人生にとってとても重要なことのように思えますね。

それでは、プログラミング教育がこどもに必要な理由の記事をこれで終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。




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